2012年05月17日
夕飯

ころっけカレー ソーメン とまと すいか

セカンド・ラブ 乾 くるみ 文春文庫
1983年元旦、僕は、会社の先輩から誘われたスキー旅行で、春香と出会った。やがて付き合い始めた僕たちはとっても幸せだった。春香とそっくりな女、美奈子が現れるまでは、、、。清楚な春香と大胆な美奈子、対照的な二人の間で揺れる心。イニシエーション・ラブが難解だったが、こちらも同じ。最後の”ごめんね。ずっと嘘だと思ってた。”というのは、だれのセリフなんだ?
2012年05月17日
夕飯

ころっけカレー ソーメン とまと すいか

セカンド・ラブ 乾 くるみ 文春文庫
1983年元旦、僕は、会社の先輩から誘われたスキー旅行で、春香と出会った。やがて付き合い始めた僕たちはとっても幸せだった。春香とそっくりな女、美奈子が現れるまでは、、、。清楚な春香と大胆な美奈子、対照的な二人の間で揺れる心。イニシエーション・ラブが難解だったが、こちらも同じ。最後の”ごめんね。ずっと嘘だと思ってた。”というのは、だれのセリフなんだ?
2012年05月16日
夕飯

すき焼き 枝豆 お手製プリン

イニシエーション・ラブ 乾くるみ 文春文庫
ある時期にしか出来ない恋愛、というものがある。愚かしいほどに一生懸命で、恋愛こそすべてで、好きな人のちょっとした仕草に舞い上がったり落ち込んだり。通り過ぎてみれば微笑ましくも痛々しい、誰もが一度は経験する最初の恋。
本書は80年代後半を舞台に、誰でも通り過ぎるごく普通の恋愛を、けれどとても一生懸命な恋愛を、そしてーとても素直な恋愛を描いた物語である。
でも、それだけではない。
本書の単行本が出たとき、自分の恋愛を思い出して胸がキュンとしたという人がいる一方で、恋愛模様としては普通過ぎるという人がいた。ハッピーエンドだと捉える人もいれば、恐ろしいと捉える人もいた。けれど、すべての読者が共通して思ったことは、再読せずにいられない。
と、いうこと。お気づきだろうか、本書は初読と再読でまったく違う物語が浮かび上がるのだ。多様な感想が生まれる理由はそこにある。それが本書の最大の仕掛けであり魅力であり、ミステリ作家・乾くるみが普通過ぎる(ように見える)恋愛小説を書いた理由でもある。はたしてこれは本当に普通過ぎる恋なのか、存分に驚いて戴きたい。
私が、夏目雅子さんの死を知ったのは、仕事先でさぼって入った池袋の東武百貨店の店員同士の噂話からだった。1985年、就職した年だった。髪の毛のカットに4千円だしていた。今は禁煙しているが、当時、表ではセブンスターを、裏では好きだった彼女がくわえていたバージニアスリムライトメンソールを吸っていた。はじめ、国電がJRになった時、E電と駅に書いてあった。男女7人も必ず見ていた。愛し合っているかいも見ていた。
再読したいのがよくわかった。懐かしいイニシエーション・ラブである。
2012年05月15日
夕飯

おにぎり(焼きたらこ 明太子) 肉じゃが あじ 酢のもの ぶどう うどん しいたけ

デッド・オア・アライヴ トム・クランシー 全4冊 新潮文庫
7年ぶりに、トム・クランシーのジャック・ライアン・シリーズが帰ってきた。しかも、今回の敵役は”ジャック・ライアン世界”のウサマ・ビンラーディンーいや、ビンラーディンをも凌駕する希代のテロリスト、<アミール>ことサイーフ・ラーマン・ヤシン。現実のビンラーディンはSEALsチーム6(米海軍特殊部隊シールズの対テロ特殊チーム)にあっけなく殺害されてしまったが、作中の史上最強のテロリスト<アミール>は、アフガニスタンとパキスタンにまたがる山岳地帯から巧妙な手口で脱出し、ロシア・北欧経由で、驚くなかれ、アメリカ本土に潜入し、死を賭して起死回生のテロを実行しようとする。しかもそのテロは単なるテロではなく、遠い将来まで見据えた壮大な陰謀のファースト・ステップだった、、、。
これを読んで、感じたのは、現実は小説を超えると思った。今以上の悲惨なテロがアメリカに限らず、世界のどこかで起きると思う。イスラム教、北朝鮮、、、目に見えない脅威はそこここにある。ふたたび、日本が戦争に突入することがないように、、、
2012年05月14日
夕飯

豚肉丼 サラダ かぼちゃ お手製プリン チェリー

プリンセス・トヨトミ 万城目 学 文春文庫
5月12日にテレビでやった映画「プリンセス・トヨトミ」を昨日見た。
実は、去年入院しているときに、妹が文庫本を差し入れてくれたのだ。読んだ。ある人が言ったか書いたか忘れたが、本は50ページ読んで、面白くなかったら、あるいは自分には向いてなかったら、あきらめて次のにしなさいと記憶していた。しかし、私は300ページ読んでギブアップしていた。映画を見たのでストーリーが分かり、そこから読み直した。最後まで読んだが、やっぱり面白くなかった。結局、映画ではなるべくわかりやすいようにしているが、原作は、たとえば、会計検査院の日本国における立場や、大阪城それに付随する豊臣と徳川の歴史となどを、詳しく説明しなければならない。要するに硬いのだ。
ここで話題は一掃するが、私は大阪が嫌いだ。関西弁も嫌いだ。それは、私がかつて働いてた会社の上司に由来する。その上司はケチだった。よく酒やタバコをたかられた。あるとき、世界の民俗楽のはいったCDはないかと聞かれたので探して差し出したら、案の定返してくれなかった。3000円くらいだからべつにあげてもいいのだが、もらって当然という感じだった。関西弁は標準語で言ったら角が立つことも、柔らかく表現してくれる。それに気ずかずにずいぶん仕事もお金も損をした。
子供の頃、土曜日の午後は、学校から帰ったら、東京ではデンスケ劇場を見る。関西では、吉本。それがいつの間にか、吉本が東京に進出してきて、お笑いは吉本一色になった。今では、英語を会社の標準語にしている企業があるが、私は働いていた頃、外人と商談して、喧嘩になったら、ここは日本だ、日本語で話せとよく言った。それと同じく、関東にきているのだったら、標準語をしゃべれといいたい。とくに、明石家さんまの関西弁は聞いてて頭にくる。
関西は、どんな店でも食べ物はおいしく、宝塚などもあっていいところだが、おばちゃんが集団で電車の中で大声で話しているのは聞きたくない。要するにあつかましい、暑い。
以上なわけで、私は和田アキ子は嫌いだ。
2012年05月13日
夕飯

ちらしすし 唐揚げ ポテト お手製プリン つけもの そば パイナップル

戦後の詩<現代>はどう表現されたか 安西 均 編著 現代教養文庫
ベストだと思う。漫画、「迷走王 ボーダー」。狩撫麻礼&田中亜希夫。その主人公が旅にでた。”ある予感が俺に1冊の本を選ばせた。断っておくが俺はそれまで文芸を解する知的なタイプじゃなかった。来る日も来る日も俺は安宿に籠ってその本を読みふけった。繰り返し飽きずに、そう50回ほど、、、。そしてある瞬間<コトバ>が弾けたんだ。それ以外に形容できねえ!!”その本が戦後の詩。
絶版だった。ずいぶん探した。ネットもそれほど普及していなかった。神田の古本屋にあった。600円。
読んだ。注釈が多くて詩自体が読みずらかった。30代から何度も挑戦した。今49歳。1度も全部読んだことが無い。結局、私は、本を所有することで満足してしまったのだ。今後も何度かトライしてみようと思う。
2012年05月12日
夕飯

焼きそば お手製プリン すいか

田舎の教師(せんせい) カムマーン・コンカイ 勁草書房
1960年ー1977年のタイの教育制度では、小学初級4年、小学上級3年、中学初級3年、中学上級2年の上に、職業学校3年又は大学4年(医科6年)の課程があるが、中学初級から師範学校初級を出ると初級教員(小学校教師)の資格が取れ、さらにもう二年の課程を了ると上級教員(小中学教師)の資格がとれる。
しかし資格があっても県の実施する採用試験に合格し、かつ欠員がなければ教員にはなれない。そこで賄賂が横行する。またみんなが辺地に行きたがらず、町の学校の先生になりたがる。そこで縁故が物をいう。
この物語はビヤという小学校教師が、田舎の学校へ行って生活することから始まる。とくにこれということはないが、当時の教師の生活環境がしのばれる。つつましく、正直に生きた市井の先生の話である。神田の古本屋で1400円。
2012年05月11日
夕飯

さば 野菜いため サラダ しらすおろし お手製プリン いちご 今川焼

リピート 乾くるみ 文春文庫
表紙と題名で選んだら結構おもしろい本に出逢ってしまった。
毛利圭介は東京の大学に通う4年生。9発1日の日曜午後、ひとり暮らしのアパートに電話がかかってくる。聞き覚えのない男の声が言う。「今から約1時間後の午後5時45分に、地震が起きます。三宅島で震度4、東京で震度1です。確認してください。」
1時間後、たしかに地震が起きた。どうゆうことなのかと首をひねっていると、ふたたび電話が鳴る。風間と名乗った男は、毛利に”リピート体験”を提供したいと申し出る。それが、過去の自分に戻ることだった。いわく、
「ここのある時点における、自分の肉体の中へと、自分の意識が戻るわけです。ただし、今まで経験してきたことの記憶はそのままで。つまり未来の記憶を持ったまま、過去のある時点から人生をやり直せるーそれを私たちはリピートと呼んでいます」
詳細はおいおい明らかになるが、この“時間旅行のツアー”の定員は十人。毛利は半信半疑のまま、申し出に乗って”ゲスト”となることを決める。リピートされる期間は、1月13日から10月30日までの約9カ月半。つまり、10月30日にリピートの”門”をくぐった一行は、次の瞬間、同じ年の1月13日の自分に戻ることになる。
リピーターは、その特権的な地位を利用して、反復される9カ月半のあいだに、競馬なり株なりの情報を使って、巨万の富を築くことができる。しかし、いかに蓄財したとしても(あるいは、どんなすばらしい人生を手に入れたとしても)次のリピートに入ると、すべてはゼロに戻ってしまう。ところが、リピートした彼らは1人、また1人と不審な死を遂げていく。
乾くるみとは男性らしい。この小説とは別に”イニシエーションラブ”という名作があるらしい。楽しみになった。
2012年05月10日
夕飯

五目ごはん 冷やし中華 すいか(初物、甘かった)

アジアにこぼれた涙 石井光太 旅行人
パキスタン北西部の町ペシャワールには、アフガニスタン難民たちが低収入の重労働を担っていることが多い。あるトラック修理工場では、アフガニスタン難民の親子が働いてた。父親は、トラックに絵を描いていた。彼はこの工場で一番腕の立つ絵師だった。「私が描いているのは、アフガニスタンそのものの印象なんだ。どこというより、私が生まれ、育ち、結婚をした土地のイメージそのものだ」
ある日、温厚な彼が一度だけ感情をあらわにして大きな声を上げたことがあった。息子が町で今より条件のいいバイク屋の仕事を見つけてきて、工場を辞めてそっちで働くと言いだし、親がそれに猛反対して口論になったのだ。息子は工場を去っていった。息子も絵師である。ところが、祖国のことをまったく憶えていない。物心がついたときからパキスタンにいたからだ。だから、心をこめてアフガニスタンの風景を描けといっても無理なんだと父は言った。アフガニスタンはアジアでも有数の穏やかで美しい国だと言われていた。ところが、ソ連が侵攻してきて、それが終わったらアメリカが軍事介入してきた。多くのアフガニスタン難民がうまれた。父は故郷に帰りたいという。あそこにもう一度住みたいと。息子さんと一緒にですよね。といったら、父は、手を止めて空を仰ぎ見た。何かを考えているようだったが、またすぐ絵を描く作業に没頭した。山脈からそそぐ小川の風景に、薄い朝霧が描き加えられる。そこには何本もの光の筋が白い線となって射している。
かすんではいたが、そこに描かれているのは、たしかに祖国の大地を照らす光に違いなかった。 1800円+税
2012年05月09日
夕飯

おいなりさん さしみ 野菜いため ひじき たくあん オレンジ

狼は瞑らない 樋口明雄 ハルキ文庫
山岳冒険小説である。佐伯鷹志は、かつて警視庁警備部警備課に在籍しSPとして、政治家の警護をしていたエリート警察官だった。いまは一線を退き、北アルプスと立山連峰に挟まれた広大な山岳地帯で遭難者を救助する、山岳警備隊の隊員である。その佐伯を狙う謎の暗殺集団。彼らは警察と政界の闇を知りすぎた佐伯を消すために送り込まれた“掃除屋”だった。
この五月連休中にも、山での遭難がいくつかあった。人は、なぜ山に登るのかは永遠の命題だが、登山者がいくら気をつけていても遭難事故はおこる。小説を読んで感じたが、山岳警備隊ほどわりのあわない仕事はないと思う。晴れていても、台風がきていても、あるいは雪山でも、遭難者がでると、救助に出かけなければならない。運よく遭難者を救助できればいいが、できなければ徒労に終わってしまう。その疲労感はなにものにもかえがたい。山があるかぎり遭難はなくならない。920円+税。
2012年05月08日
夕飯

しょうが焼き 冷ややっこ オレンジ

華竜の宮 上田早夕里 早川書房
地球の内部のホットプルームの活性化によって、海面が250メートル上昇し、多くの陸地が水没した25世紀。陸上民は残されたわずかな土地と海上都市で、高度な情報社会を維持し、海上民は海洋域で魚舟(うおふね)と呼ばれる生物船を駆り生活する。陸の国家連合と海上社会との確執が次第に深まる中、日本政府の外交官、・青澄誠司(アオスミセイジ)は、アジア海域での政府と海上民との対立を解消すべく、海上民の女性長(オサ)・ツキソメと会談する。両者はお互いの立場を理解し合うが、政府官僚同士のいさかいや各国家連合の思惑が、障壁となって二人の前に立ち塞がる。同じ頃、<国際環境研究連合>は、この星が再度人類に与える過酷な試練の予兆を掴み、極秘計画を発案した。
いやー、重厚な物語である。上下2段組、600ページ近くある。外交官・青澄が、今の時代と同じく、組織の中で苦悩しながら、自らの理想を実現すべく奮闘する姿が心に刻まれる。魚舟というのが、おもしろい。第32回日本SF大賞作品。2000円+税。
2012年05月07日
夕飯

唐揚げ あじの開き パイナップル

日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」 水谷竹秀 集英社
私は、この手の本を読むのが好きである。今でもあるのかもしれないが、ひと頃フィリピンパブというのがそこここにあった。
日本が景気のいい時の話である。フィリピンからたくさん女性が働きに来た。日本の男性がそこにいれあげて、女性と関係をもつ。フィリピン女性が国に帰る。男は日本での家族や職を捨てて追いかける。しかし、金の切れ目が縁の切れ目で、男は捨てられる。日本に帰る金もなく、フィリピンにとどまる。面倒をみてくれるのは、やはりフィリピンのひとたちである。
私は無職で落ちぶれているから、人生を脱落していく男に興味がある。フィリピンの人たちは、金もあてもなくどうしょうもない男たちに、とことんやさしい。自分たちも貧しいが、それでもそれより貧しい日本人に世話をやいてくれる。フィリピンにいったことはないが、フィリピンはそういう意味で魅力のある国である。休みの間にじっくりと読んでください。あ、もう休みは終わったか。
2012年05月06日
夕飯

おでん いちご

マイクロワールド マイクル・クライトン & リチャード・プレストン 早川書房
ジュラシック・パークのマイクル・クライトンの遺稿をリチャード・プレストンが完成させたもの。
ハワイのハイテク企業に、ハーヴァード大の院生7人が招かれる。7人はそれぞれ、昆虫学、植物学、動植物毒の専門家。ハワイは新薬開発の材料となる生物資源の宝庫であり、ぜひ入社して資源サンプルの採取に専門知識を役だててほしい、というのが招待の理由だった。
ところが、同社の犯罪を知ってしまった7人は、特別な技術により、身の丈2センチ弱に縮められ、ハワイの自然のなかに放りだされてしまう。
そこで、巨大な肉食昆虫と自らの専門知識で戦っていく物語である。
面白かったのは、キリギリスをたおして、肉を解体して食べる場面だ。はじめはおそるおそるだったが、いざ食べてみるとおいしかった。スシみたいだという。休みの間にゆっくりと読んでください。
2012年05月05日
夕飯

天ぷら グレープフルーツ

苦役列車 西村賢太 新潮文庫
芥川賞受賞作。私小説である。中卒で実の父親がとんでもない性犯罪者。劣等感とやり場のない怒りを溜め、埠頭の冷凍倉庫で日雇い仕事を続ける主人公、19歳。日当5千5百円のうち、千円だけ安ソープランドにゆく為の積立貯金にとっておく。家賃を溜め追い出されること数回。人生を開けっぴろげにえがき、その姿は共感をもてる。文学にめざめたことは、大変に大きい救いである。お休みの間にじっくりどうぞ。
2012年05月04日
夕飯

冷やし中華 おにぎり(ツナマヨ、しゃけ) フルーチェ

永遠の0(ゼロ) 百田尚樹 講談社文庫
心を洗われるような感動的な出来事や素晴らしい人間と出逢いたいと、常に心の底から望んでいても、現実の世界、日常生活の中ではめったに出逢えるものではない。しかし、確実に出逢える場所がこの世にある。その場所とは、本の世界、つまり読書の世界だ。解説の冒頭、児玉清氏はこう言っている。
0(ゼロ)とは、「零戦」のこと。26歳の佐伯健太郎とフリーライターの姉、慶子が太平洋戦争で戦死した祖父、宮部久蔵の事を調べることから物語は始まる。彼は神風特攻隊として散華した。祖父の元戦友を訪ねることから浮かび上がった宮部久蔵の姿は、健太郎たちが予想もしないものだった。戦闘機乗りとして抜群の腕を持ちながら、同時に異常なまで死を恐れ、生き残ることに執着した零戦パイロットだった。「奴は海軍航空隊一の臆病者だった」「宮部久蔵は何よりも命を惜しむ男だった」と元戦友たちは言った。実際、特攻は志願だった。しかし、それはかたちだけのもので、絶対拒否することのできないものでもあった。戦友が皆、志願している中で祖父は、最後まで特攻を拒否した。あれほど、生きることに執着したのに、日本の終戦の数日前に神風特攻隊として死んでいった。なぜか?
この物語を読んで太平洋戦争事を知った。特攻は9.11と同じテロリストだと言う者がいる。桜花というものも初めて知った。人間が操縦するロケット爆弾のことだ。自力で飛び立つことも出来ず、また着陸もできない。飛行機に吊るされ、上空から敵艦に向かって飛んでゆくだけの人間ロケット。アメリカのスミソニアン博物館に桜花が展示されている。そこには、BAKA-BOMB、すなわちバカ爆弾と名前がつけられていた。
太平洋戦争について知らない事が多すぎた。戦争に行った人は、だんだん少なくなっている。今聞いておかなければ、永久に知らずに終わってしまうことがあるのではないか?そんな事を思った。ぜひ若い人たちに読んでもらいたい小説だ。
2012年05月03日
夕飯

かつ丼 豆腐の味噌汁 サラダ しゅうまい かしわ餅 りんご

インドへ馬鹿がやって来た 山松ゆうきち 日本文芸社
漫画である。今はあまり活躍していない漫画家、山松ゆうきちという人が、インドへ行ってマンガを出版してひと儲けしようとした話である。なぜ、インドか?マンガが翻訳されていなそうで、人件費も印刷代も安そうで、人口が多く、1冊20円とかだったら売れそうだと思ったからである。しかし、言葉はしゃべれないのないので現地の人を雇ったが、うまくコミニュケーションをとれず、大変なおもいをして1冊のまんがを出版したのである。結果は、おもったより人件費や印刷代がかかり、その上ヒンディー語の本は売れないのである。海外旅行もしたことないのに、いきなりインドへ行って、カルチャーギャップに会い、気合だけで乗り切ろうとしたそのドタバタがおもしろい。興味のある人は休みの間に腰を据えてどうぞ。
2012年05月02日
夕飯

すいとん 焼おにぎり お手製プリン カスタードケーキ オレンジ

1Q84 BOOK2 前後編 村上春樹 新潮文庫
また買って読んでしまった。村上春樹は売れてて、印税たくさん入るから本当は儲けさせたくないんだけどなあ。
月が2つあるとか、1984じゃなくて1Q84の世界だとか、シンフォニエッタだとかよくわからないけど、最後まで読ませるんだよな。たぶんBOOK3も買うことになるんだろうな。興味のあるかたは、連休に腰を据えてどうぞ。
2012年05月01日
夕飯

あじのひらき 肉とたけのこ かぼちゃ いちご

凛と咲く なでしこジャパン30年目の歓喜と挑戦 日々野真理 KKベストセラーズ
去年1月のサムライブルーのアジアカップの優勝の時、ものすごくうれしくてユニフォームを買ってしまった。
それよりも、何倍もうれしかったのが、なでしこジャパンの女子ワールドカップの優勝だった。関連本を何冊も買った。その中の1冊。ドイツに勝った時、これはいけると思った。アメリカ戦を見ていて、点をいれられても負ける気はしなかった。PK戦で熊谷選手がゴールを決めた時、至福の至りだった。この本は、ワールドカップ優勝を軸として、女子サッカーの過去と未来をえがいている。こういう話がのっている。磨き終わったスパイクは、廊下に並べて置く。足の形とおなじ、まっすぐ平行に。しかし時間が経つと、なぜか鮫島のスパイクだけ内股になっている。犯人は大野。連休の合間にゆっくりと読んでください。
2012年04月30日
夕飯

シチュー さかな もずくす いちご

ジェノサイド 高野和明 角川書店
とにかくおもしろい。どう説明文を書いてもネタばらしになってしまいそうだ。実際こういうことが起こったら地球はどうなってしまうのだろう?ジェノサイドとは大量殺戮のことらしい。連休にじっくり腰を据えてどうぞ。
2012年04月29日
夕飯

すき屋 牛丼弁当並盛 280円 グリーンサラダ かしわ餅 お手製プリン

博士の愛した数式 小川洋子 新潮文庫
博士の記憶は80分しかもたない。記憶を失った博士にとって、私は常に新しい家政婦だった。博士は初対面の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わる。博士は息子ルートに初めて会った時、ルートの頭を撫でながらこう言う。「君はルートだよ。どんな数字でも嫌がらず自分の中にかくまってやる、実に寛大な記号だ」そして、江夏投手が,何と数学に結びつくというウルトラCがでる。江夏の背番号28が完全数なのである。すなわち28の自分以外の約数を全部足すと28になるのである。このように著者は数学の美しさをたくみに小説に取り入れて、あまりに悲しく温かい、奇跡の愛の物語を書いた。第1回本屋大賞受賞。



